Cinema Terminal Gate004一次審査方法
Cinema Terminal Gate004へ作品のご応募、ありがとうございました。
今回は、応募いただいた全49作品の中から、首都圏映画サークル連合委員会(以下、委員会)により一次審査を行い、16作品をCompetition部門へ選出させていただきます。
Competition部門に選出された作品は、Cinema Terminal Gate004の各日程に割り振られ、一度ずつ上映されます。
一次審査の詳細については、以下の通りです。
《審査会における意見集約まで》
・2018年5月13日(日)に委員会による審査会を実施する。
・審査会に参加する委員は、応募全作品を観たうえで、全作品を1~10点の10段階で作品に点数をつける。
この際、委員会としての審査における統一基準は設けない。各委員の観点、評価方法を尊重する。
・作品について、「良かった点」「悪かった点」等に関するコメントを事前に共有し、審査会における資料とする。
・審査会に参加する委員自らが「一度でもプリプロダクション、ポストプロダクションを含めた制作現場に立ち会った作
品」について、その委員は該当する作品を審査しない。
《意見集約後・具体的な選出方法》
今回は、一次審査に際し、10作品を「①点数による選出」、6作品を「②投票・協議による選出」によって選定いたします。これらによって選出された16作品は、すべてCompetition部門にて上映されます。
Cinema Terminal Gate003までは、「点数による選出」のみを行ってきました。しかし、これでは「平均点が低いが、一部の委員が高評価を付けている作品」あるいは「点数という一律の基準では正当に評価できない作品」が選出されないという問題が生じてきました。そこで、今回は、「投票・協議による選出」を行うことで、作品の多様性を保ちながら、審査に柔軟性を持たせることにしました。
以下に、その選出の詳しい方法についてお示しします。
①点数による選出(10作品)
・各委員が作品に漬けた点数は、「5/平均点」倍し、各審査員の平均点が「5点」になるように調整する。
【例:委員Aが、作品「甲」「乙」「丙」「丁」について、それぞれ「8点」「3点」「7点」「4点」を付けた場合】
① 委員Aの付けた点数の平均は、(8+3+7+4)/4 = 5.5 となる。
② 「甲」「乙」「丙」「丁」それぞれの点数を「5/平均点」(=5/5.5)倍する
→「甲」の点数は、「8×5/5.5=7.27」(実際の値は「7.2727…」だが、小数第3位を四捨五入する)
以下、「乙」は「2.73」、「丙」は「6.36」、「丁」は「3.64」がそれぞれ委員Aの付けた点数となる。
※このような調整を行う理由は、「各委員が同じ持ち点を各作品に配分する」というイメージをもつため。
・調整後の点数を集計し、各作品の平均点を算出する。
・平均点の高い上位10作品が、Competition部門へと選出される。
②投票・協議による選出(6作品)
・審査会に出席した各委員が、「最も優れている」あるいは「多くの人、特に首都圏映画サークル連合に所属する人に観
られるべきだ」と判断する作品を1作品選び、投票を行う。
なお、この際、「『①点数による選出』によって選ばれた10作品」には投票しない。
・選出された作品について、監督の所属団体に明らかな偏りが生じた場合、団体のバランスを加味するため
の協議を行う。これは、首都圏映画サークル連合主催の上映会としての意義として、作品の質の多様性に
加え、団体の多様性を確保することも必要であると判断するためである。
・上のような投票と協議を経て、6作品をCompetition部門に選出する。
《選出における具体的な操作について》
・「①点数による選出」における10作品のなかで、監督の重複が見られた場合、同一監督の作品でより平均点の高い作品
を選出し、平均点の低い作品は対象外とする。その場合、11位以下の作品を繰り上げて選出する。
・「②投票・協議による選出」における6作品は、「①点数による選出」における10作品と、作品・監督の面で重複しないようにする。
《備考》
・作品選考の責任は代表が負うこととする。
・選出作品の公表後、「委員の個別点数」「調整後の平均点」「上位10作品の平均点・最高点・最低点」を各監督に開示する。委員会による作品についてのコメントもあわせて送付する。ただし、委員の氏名については公表しない。
以上が、一次審査についての詳細になります。
少しでも不明な点がある場合は、myfu.committee@gmail.com までご連絡ください。
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